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Sayari、英国政府のサプライチェーン安全保障プロジェクトに高度なリスク分析ソリューションを提供

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-政府機関の意思決定を支える350名の分析官・調査官に、特化型リスク分析機能を提供-

複雑な商取引ネットワークのリスクインテリジェンスと可視化をリードするSayariは、英国ビジネス・通商省の「グローバル・サプライチェーン・インテリジェンス・プログラム(GSCIP)」の提供企業に選定され、専門的なリスク分析インテリジェンスを提供すると発表しました。

この3年間にわたる協業は、サプライチェーンの安全確保には従来の可視化ツールを超えた深い分析力の必要性が世界的に高まっていることを反映しています。

SayariとGSCIPの連携は、情報に基づいた意思決定を可能にする、複雑なリスク分析に重点を置いています。Sayariが提供するインテリジェンスは、保健・社会保障省、内務省、科学・イノベーション・技術省など、複数の政府機関に所属する350人の分析官が利用する基礎データに活用されます。

英国ビジネス・通商省のサプライチェーン・センター担当ディレクターで、輸入・投資安全保障責任者を務めるクレア・ヴィンス氏は、次のように述べています。

「Sayariが提供する専門的なリスクインテリジェンスと高度な分析能力によって、英国政府機関は、複雑なサプライチェーンの危険性について、確かな根拠に基づいた判断を下すことが可能となります。この協業により、潜在的なリスクを特定し、英国の経済安全保障と公共サービス維持に不可欠な重要サプライチェーンの保護能力を、飛躍的に強化することができます。」

SayariのCEOであるファーリー・メスコは、次のように述べています。

「サプライチェーンに関する最も重要な判断は、単に『誰と取引を行うか』という話に留まりません。その取引関係の中の潜在的なリスクをどこまで把握できるかが重要なのです。業界全体として、サプライチェーンリスク管理(SCRM)とサードパーティリスク管理(TPRM)は、一つの専門分野として融合しつつあります。今回の提携は、専門的な分析能力が、より広範なサプライチェーンインテリジェンスの取り組みをいかに強化できるかを示すものです。」

可視化に留まらない、詳細なリスク分析

従来のサプライチェーン・インテリジェンスが取引関係や履歴の特定に留まるのに対し、Sayariのアプローチは、リスクを背景から深く掘り下げ、本質を評価する分析を重視しています。

Sayariのアルゴリズムは、従来の可視化ツールでは見落とされがちな取引ネットワーク上のパターンや異常を特定し、複雑な戦略や事業上の意思決定を支える確かな分析プラットフォームを提供します。

この専門的なアプローチは、制裁に関するコンプライアンス遵守、事業体のデューデリジェンス、そして重要サプライチェーンにおける潜在的な脆弱性の特定において、特に有効であることが実証されています。GSCIPにとって、Sayariのリスクインテリジェンスが、英国のサプライチェーン強靭化に取り組む政府の意思決定者の分析能力を一層高めているのです。

メスコ氏は、さらに次のように述べています。

「これからのサプライチェーンの安全対策で重要なのは、単にデータを増やすことではなく、複雑なグローバルネットワークを的確に分析する能力です。今回の提携により、リスクを可視化するためのプラットフォームをさらに進化させ、緻密な分析が戦略的意思決定の基盤となっていくように体制を強化していきます。」

戦略的意思決定を支える高度な分析力

GSCIPとの協業は、サプライチェーンインテリジェンス全体を支える取り組みの中で、Sayariが専門的な分析機能を提供する役割を拡大していることを示しています。

Sayariは、複雑化するグローバルサプライチェーンの中で、高度な分析を行う担当者が的確な意思決定を行うための深いリスク分析に注力しています。

本契約のもと、Sayariはリスク評価手法の高度化に向けて、継続的な分析支援と協働を行います。これは、英国のサプライチェーン安全保障分野において、Sayariが専門的な知見を提供していくことを示すものです。

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